2012年2月6日月曜日

愛犬に泳ぎを教える

英語サイトですが、eHowというウェブサイトがあります。「どうやるの?」の疑問に答えてありとあらゆる人たちが、とてもばかばかしいことをまじめな顔で解説したりしていて、笑えるのであります。で、今日は冬の寒い日でもありますので、犬に泳ぎを教えるにはどうしたらよいのか、というまぁこの季節、どうでもよいテーマを取り上げているビデオをご紹介さし上げましょう。

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へっ?犬は放っておいても泳ぐじゃないの、ってまぁ犬は邪魔者、とお考えになっているかたがにはあまり縁の無い話題ではありますが、犬にも泳ぎを先天的に嫌う種もいるとのことであります。たとえば、スパニエル、セッター、リトリーバーやプードルは水に抵抗感が無いようなのですが、ブルドッグ、バグ、ボストンテリア、グレイハンドなどにはこれから紹介する類いのレッスンが必要なようなのです。おっと、「犬かき」という泳ぎ方というか、そう呼ばれるスタイルは間違いなく犬の泳ぎを見ての命名なのですよ。英語で「Doggy Paddle」と呼ばれています。



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簡単にビデオでタイ・ブラウンさんのしゃべっていることを翻訳しておきましょう。ここでさりげなく、ぼくの始めた翻訳サイトのご紹介です。400字詰め原稿用紙1枚程度の日本語を1000円、30分以内で英語にしちゃいます。こちらでごらんください。(http://JapEnTranslation.blogspot.com)

http://dogbehavioronline.comを主催しているタイ・ブラウンです。(ちなみに彼はeHowにありとあらゆる犬のトレーニングに関するビデオを投稿しているので、ときどきご覧になると良い気分転換になるかもしれません。)

今日これからのビデオは犬が泳ぎに行かれるようにするトレーニングを紹介しています。一般的に言って犬はごく自然に泳ぎに馴染みますが、教えられなければ泳ごうとしない犬もいるのです。泳ぎに行きたい気持を持たせることが大切です。

まずは、どこから水に入り、どこから出てくるか、川、池、小川あるいはプールなどどこへ行っても、安全に水へ入ることができ、出てこられることをまずは教えておかねばなりません。水に入りたがらない理由のほとんどが、どうやって水から出たらよいのか分からないためなのです。そこでまずはどうやって水から出たらよいのかを教えてやります。

次ぎに、犬にも泳ぐ理由を作ってやらなければなりません。いや、人間と違って犬には兄弟といえども具体的に水の楽しさを伝える術がないのです。だから、「お前まだちっちゃいんでわかんないだろうけど、泳げるとすごーくおもしろいんだぞ!」などと兄気風を吹かすことができないのですよ。

なので、ボールが大好きな犬であれば、水面にボールを投げてとりに行かせ、ボールもって上がってきたらいつも以上におりこうさんをしてあげる、などという行為が必要になるのです。食べ物に目がなければ、まぁ ほとんどの場合これを嫌う犬などいないでしょうが、誰か水に入っている人に好物を持っていてもらい、犬を追い込むなどという手も使えます。もっとも犬が嫌っている人の場合には問題があるでしょうか・・・。なんでも結構。なにかしら犬をその気=水に入る気にならせる手を打っていただきます。

そんなことをしても一向に水に入ろうとしない犬もいます。モチベーションがないんですよ。そういう犬たちは水際まで連れて行って、引き紐(leash)で水へ誘導し、すぐ水から上げる動作を繰り返します。(この場面は、ブラウンさんが犬を自分の側面において前に引き紐を振り出し、すぐ逆に引き戻す動作を2-3回繰り返してご覧にいれています)

このように、繰り返し水に入り出てくる訓練をすると、水に入ったときに犬自身が感じる楽しさが身についてきます。そうなれば泳ぎを楽しむようになります。というわけで、水を嫌がる犬にはどこで水にはいり、出てくれば良いのか、これをコミュニケーション・ツールとして引き紐を利用し身につけさせる、そんな訓練が実を結びます。

水に入るときに引き紐を振り出しながら「ロコ、泳いでおいで!」と声をかけ、すぐに引き戻して水から上がらせます。これを繰り返すことで、どこから水に入り、どこから出てくるのかを知ることができるわけです。何気なく水から出てこられる、これが犬にとっては勝利の瞬間であると感じてあげてください。これを何回も何回も繰り返すことで、犬は水への恐怖をなくし、さらに水の中へ入っていけるようになります。「ロコ、泳いでおいで、そうだ、それ!良い子だぞ、もうちょっと入ってってご覧、ほら・・・」などという元気付けというか、誉めて盛り上げる手を使っていくことです。

eHowのページにアクセスすると、下の方にビデオの語りが文章になって掲載されています。ぼくの以上の翻訳では多少中間を省いている点、ご了承ください。

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