2011年5月14日土曜日

泳ぎ方を習っていない親御さんへのアドバイス

公営プールはとにかく入場料が安いし、すぐ近くにあるので週に2-3回出かけます。中学から高校2年まで水泳部に所属していたので、泳ぎ方をきっちり練習しました。といってもせいぜい毎日1000~1500m泳ぐくらいですから、市や県の大会に出て上位に入ることはありませんでした。

それでも3-4年そんな日が続けばほとんどの人たちよりはきれいな泳ぎ方が身につくし、泳ぎ方のコツも分かります。公営プールへいくと、お子さんに泳ぎ方を聞かれて戸惑っている人をたくさん見かけます。中にはまるで反対の泳ぎ方を教えている人さえいます。

大人はもうよろしい。でもお子さんがかわいそうなのです。ありゃぁー、そんな息継ぎしたらいかんぜよ!ちょ、ちょっと待ちなはれ、そんなジタバタせんでも身体は浮くようにできとりまんがな!などとでしゃばりたくなることがよくあります。泳ぎ方の基本が息継ぎにあります。

そう、ここです。お子さんに泳ぎ方を訊ねられたら、これを抜かしてはいけません。「人間の身体はな、浮くようにできてるんだから、そこから始めようか」

お子さんたちはほとんど例外なく泳げるようになりたいし、泳ぎ方を覚えたいと思っていますが、それでも一番の恐怖は息ができないことなのです。短い間であれば息をしなくても大丈夫、これをを実感させることが大切です。ここを理解するとジタバタ暴れなくなります。息を我慢してうつぶせのまま、静かにしていれば身体は浮き上がります。これが分かれば泳ぎ方を50%以上理解したことになるので後は凄く楽になります。

うつぶせのまま息を我慢させて、「10数えるからそしたら立ってごらん」 泳ぎ方はこっからです。

次はうつぶせのまんま水に押し込みます。これで泳ぐ基本、「身体が浮く」ということを理解します。「君の身体で毬つきするからね。身体が浮いたり沈んだりして面白いんだから」 うつぶせにして腰を軽く突きます。反り身になりながら、30cmぐらい沈んですぐ浮きます。これも泳ぎ方を習う恐怖を薄れさせる効果があります。

これに息を我慢するところをつけたします。「10数える間に何回浮いたり沈んだりできるかなぁ・・・。」そりゃぁもうお子さんも大喜びです。なんせお父さんが、あるいはお母さんでもいいんですが、泳ぎ方を教えてくれてるんですから。

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