2011年6月5日日曜日

生後3ヶ月から16ヶ月で覚える泳ぎ方

前回、ほんのちょっとですが泳ぎ方が身につくまでに感じる水への恐怖心に触れました。吾が長男、今はもう30歳を越えましたが、きれいな泳ぎ方ができませんし、泳ぎが好きではありません。一方長女、彼女ももうすぐ子供を持つのですが、水泳部出身のぼくが見てもすてきな泳ぎ方をしていて泳ぎが大好きでした。わが最愛の妻は泳げません。あるいは泳ごうとしません。少なくとも水を怖がる様子はないので、泳ごうとしないと言うほうがあたっていると思います。それでも子供に泳ぎ方を教える姿勢は持っていました。

人それぞれに感じ方や考え方がある、ということを申し上げたかったのです。

当然、水への恐怖にも程度の差があります。息子は泳ぎ方を覚えるころ、幼稚園の頃ですが、には顔へ水がかかるのを嫌がっていました。で、ここで親の特権というか、一方的な親心を押し付けて泳ぎ方を身につけさせるために水に慣らそうと、顔へ水をかけるやり方は心理学的のも間違っています。親に嫌なことをされている、としか受取りません。

こうした否定的なアプローチは泳ぎ方を覚えるよりも、水泳そのものを嫌いにしてしまう禍根を残します。お子さん方にはあくまでもポジティブな接し方が必要です。すなわち水に入ると身体が軽くなる、手足を少し動かすと前後に進める=泳ぎ方を自然に覚える、上下左右どこでも好きなところへ行かれる楽しさ、これを味わうチャンスが泳ぎ方を身につけることにつながります。


今回のビデオもYouTubeからのものですが、こんなちびちゃんが泳ぎ方を自然に身につけて行きます。可愛いじゃないですか!この年齢にことばは要りません。顔を上げれば呼吸ができる、こんなことは自然に身につくのです。耳には油分があるので水を弾いてくれます。それに産毛が水の侵入を防いでもくれます。心配ご無用。だって破水のときに体内には水があることを実際にごらんになってますよね。耳自体が水中に入ってしまえば、耳の穴に水が浸入することはありません。耳の穴が数秒間水面との境目にあると水が浸入する可能性がありますが、それは生まれつき持っている耳の油分と産毛が防いでくれます。了解?

というところで、おさらいしておきましょう。
1.水への恐怖を払拭するように、徐々に水に慣れさせる。
2.人それぞれに恐怖の度合いが違うので、強制するようなやり方はいけません。
3.うつ伏せで、仰向けでもかまいません。お子さんの頭を支えてやり、身体が浮く、ということを体験させてあげてください。
4.水への恐怖がなくなれば、後は次回以降にお話しする方法で、泳ぎ方を教えてあげればOKです。

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